I love you

という6人の作家が書いた短編小説をまとめた本を読み終えました。
だれが書いているかというと、
伊坂 幸太郎 , 石田 衣良, 市川 拓司, 中田 永一, 中村 航, 本多 孝好
という面子です。
伊坂幸太郎は私の大好きな作家なのでよく知っていますが、その他の作家に関しては、石田衣良、市川拓司の二人は名前は知っていますが本を読んだことはありません。残りの3名の作家は名前も聞いたことがなかったです。(読書はするけど作者の幅が広がってないんだよなぁ・・・)
そもそもこれを読もうと思ったきっかけは、伊坂幸太郎が書いている作品があったので読みたかったのです。けれでも短編で1話しか書いていないので、本を買うかどうか迷っていたんですけど、最近図書館というものを覚えたので、これを利用したわけです。

この本のテーマはこんな感じで書かれています。

恋愛には物語がある。初めて異性を意識しはじめたとき、そして別れを予感したとき…。さまざまな断片から生まれるストーリーを、現在もっとも注目を集める6人の男性作家たちが紡ぐ、書き下ろし恋愛アンソロジー

伊坂幸太郎が恋愛物を書くってのは珍しいんですけども、かなり面白かったですよ。
恋愛物の中にもやはり最後に起こる偶然が(出来すぎではあるけれど)、やはり伊坂幸太郎だな!と思いましたね。

ちなみに題名が「透明ポーラーベア」というんですけれども、これは主人公の姉が白熊のことが大好きでそれでこういうタイトルなんです。それで「透明」は何かというと、白熊の毛はみると白い色をしてますけれど、実際は透明だそうです。なんで白く見えるかというと、光が屈折して白く見えるのだそうです。へ〜、ですよね。

伊坂幸太郎の作品を目当てに借りたんですけど、他の話も読みましたが、どれも読みやすくて良い話でしたね。
石田衣良本多孝好が書いた作品は、中でも良かったです。

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