名探偵の掟

東野圭吾の「名探偵の掟」を読みました。
内容は下の通り。。。

完全密室、時刻表トリック、バラバラ死体に童謡殺人。フーダニットからハウダニットまで、12の難事件に挑む名探偵・天下一大五郎。すべてのトリックを鮮やかに解き明かした名探偵が辿り着いた、恐るべき「ミステリ界の謎」とは?本格推理の様々な“お約束”を破った、業界騒然・話題満載の痛快傑作ミステリ。

まず、これは短編小説です。天下一大五郎という名探偵(?)と大河原警部のコンビの小説です。
しかしちょっと変わったミステリー小説で、登場人物が小説の世界を抜け出し、読者に語りかけるという場面が必ずでてきて、このミステリーはこういう見せ場があって、などなど語っています。

内容の方は、すべての話が20〜25ページの短い話なので、どんどんストーリーが進むんですが、どれも突拍子が抜けるような展開になっていて、本格派ミステリーを求めている人には物足りない作品のようです。
気軽に読める作品でしたが、東野圭吾の作品としては物足りなさが感じられました。

名探偵の掟 (講談社文庫)

名探偵の掟 (講談社文庫)