プリズム

今回は初めて読む作家です。貫井徳郎さんです。
なんでこの人を読もうかと思ったのは、伊坂幸太郎さんを読んでいる人が推薦しているのを某掲示板でみたからです。ジャンルはというと、やはりミステリーでしょうね。

ということで、先日ブックオフ貫井徳郎の作品を購入してきました。いろいろ出しているみたいですが、どれがいいのかよくわからないので、掲示板で見た「プリズム」という作品を購入することにしました。(100円でしたよ〜)

内容は、、、

小学校の女性教師が自宅で死体となって発見された。彼女の同僚が容疑者として浮かび上がり、事件は容易に解決を迎えるかと思われたが……。万華鏡の如く変化する事件の様相、幾重にも繰り返される推理の構築と崩壊。究極の推理ゲームの果てに広がる瞠目の地平とは?『慟哭』の作者が本格ミステリの極限に挑んで話題を呼んだ衝撃の問題作。

こんな感じです。なんというか、内容からすると、まさにミステリーという感じですな。

・・・で、読み終わったんですけど、消化不良!
なにが消化不良かというと、結末がないんですよ。犯人がわからない。
読者にトリックなどの結末は、決めさせるということです。一応、4つの結果が書かれているわけですけど。
あえてそういう手法をとったそうです。巻末に解説が書いてありました。

初読み本がこの本というのは失敗でしたかなー???
それなりに面白かったんですけどね。

プリズム (創元推理文庫)

プリズム (創元推理文庫)

それと思ったんですが、伊坂幸太郎とは違いますね。伊坂さんの方は、こてこてのミステリー小説を書かないんですよね。ちょっとした、トリックがあるといった感じで。それがミステリー要素を作っているというか。うまく説明できませんが。
私はミステリー物は好きですけど、伊坂作品くらいが丁度良いのかもしれません。