砂漠

またまた伊坂作品です。「砂漠」

「大学の一年間なんてあっという間だ」入学、一人暮らし、新しい友人、麻雀、合コン…。学生生活を楽しむ五人の大学生が、社会という“砂漠”に囲まれた“オアシス”で超能力に遭遇し、不穏な犯罪者に翻弄され、まばたきする間に過ぎゆく日々を送っていく。パワーみなぎる、誰も知らない青春小説。

内容は、こんな感じです。
超能力という点を除けば、ほんとにごく普通の物語でした。ミステリー要素はまったくゼロ。
超能力といっても大したものでもないです。(まぁ、超能力自体がすごいですけど、、、)スプーン曲げとかそういうレベルです。

その超能力をもうちょっと引き出して、ミステリー要素をもっと出して欲しかったですねぇ。
長編小説として期待をしていたんですが、少し期待はずれでした。面白かったことは面白かったですが、伊坂作品としては物足りなさがある感じがしました。
この「砂漠」でも他の作品とのリンクがもちろんありました。チルドレンの陣内か武藤かどちらか。これは予測ですが、ラッシュライフに出てくる黒澤。と、他の作品を読んでいるとこういった部分でも楽しめたりするので良いですね。

それとこの物語の主人公である、北村という大学生は鳥瞰型人間なんですが、俺も鳥瞰型だなぁって思いますな。

砂漠

砂漠