死神の精度

昨日に引き続き伊坂幸太郎作品の「死神の精度」を読みました。
これは6つの短編小説になります。

主人公が死神なわけなんですが、死神にはこんなルールが。

・CDショップに異常に入りびたる
・苗字に街や市の名前がつかわれている
・受け答えが微妙にずれている
素手で人に触ろうとしない
・いつも雨にたたられている

と、こんな特徴があるわけです。
死神といっても、怖く書かれているわけでなく、人の姿をしていて、音楽が好き。考え方も人間でないのでさっぱりとしている。なので、作品自体も全然怖くないです。

途中のストーリーで重力ピエロに出てくる登場人物と会話しているシーンがあったりと、この人は作品間をリンクさせるのが好きなので、読んでいる方も楽しいです。

長編で出して欲しかったなぁ、と思いますが。楽しめました!

ちなみに、この「死神の精度」ですが、映画化されることになっています。
2008年GW公開予定だそうです。主演は金城武です。
死神役が金城武か。うーん。まぁ、あってそうな感じがしますね。この本の死神でいうと。

死神の精度

死神の精度